管工事とはどんな仕事？どんな種類の資格があるの？
こんにちは、コメさんです
よく道路工事で「水道管新設工事」「ガス管新設工事」の看板見かけたことありませんか？
こうゆう工事の総称は管工事と言いますが、実際エアコンの工事「冷暖房設備工事」も管工事と言います
実に広範囲に渡っていて、何が管工事なのかよくわからないという方も多いはずです
今回は、現役で管工事をしている私が管工事について大まかにお伝えします
管工事って一体どんな仕事？
管工事冷暖房、冷凍冷蔵、空気調和、給排水、衛生等のための設備を配管し設置する工事
また、金属製等の管を使用して水、油、ガス、水蒸気等を送配するための配管設備を設置する工事をいいます
実際どんな種類があるのか
では管工事の仕事はどんな種類別に見ていきましょう
- 冷暖房設備工事
クーラーなどの冷媒の配管工事などフロン類の漏洩を防止する工事を含む工事
- 冷凍冷蔵設備工事
スーパーや冷凍倉庫などの冷媒の配管工事、フロン類の漏洩、冷気の漏洩を防止する工事を含む工事
- 空気調和設備工事
施設の温度、湿度、空気の流れ、清浄度を冷媒管、ダクトなどで調節する配管工事
- 給排水・給湯設備工事
宅地、施設の給水管、排水管を配管する工事
- 厨房設備工事
レストランなどの飲食店の専門的な設備を設置する工事
- 衛生設備工事
洗面化粧台・洗面器・手洗い器・大小便器・浴槽などの衛生器具の配管、設置する工事
- 浄化槽工事
宅地、施設などに浄化槽を設置し配管する工事
- 水洗便所設備工事
道路の下水道管に生活排水を流す管を設置、汲み取り便所を水洗トイレに変える工事
- ガス管配管工事
宅地、施設、道路にガス管を配管していく工事
- ダクト工事
施設にダクト管を設置し空調などを整える工事
- 管内更生工事
既存の配管を生かし、きれいに管内を研磨洗浄したうえで特殊な樹脂で配管内をコーティングする工事
生活する上で必要不可欠
私たちが生活する上で管工事は無くてはならないものなんです。
みなさんがお風呂を入れる水、エアコンなどの空調機器など各家庭やデパート、レストラン、オフィス、駅、道路など人がいるところには管設備は整えられているのです
ときに、大きな工場や、重要文化財などの配管工事を行う事もあり、中々入ることのできない場所に入れたりもします。
実際に私はスカイツリー、某携帯会社の通信の施設、大学病院など色々いきました
配管工事を行いたいけどどうしたら
配管工事自体は、素人の方でも管工事施工管理技士や給水装置工事主任技術者の監理の下であれば無資格でも行えます。
配管工事を行う専門の会社も日本中にたくさんあり、このような会社に就職すれば配管工事を行うことができるでしょう
専門性の高い分野
ただし、配管するだけなら簡単そうに思えるかもしれませんが、施設や道路、宅地に配管をしていくのでもちろんすぐに配管させてはもらえないでしょう
技術力、経験がある程度は必要不可欠となっていきます
管工事の仕事に必要な資格ってあるの？
管工事をやる事になって慣れてきた頃にさらなるステップアップを図りたい方に是非とりたい資格が多数あります
管工事の主な資格
管工事全般に直接的に関連する資格
- 管工事施工管理技士
- 管工事施工管理技士（１級・２級）
- 管工事施工技術者
- 給水装置工事主任技術者
- 配管技能士（１級・２級）
管工事に関連する資格一覧
管工事の分野によって使える資格一覧です
- 給水装置工事配管技能者
- 貯水槽清掃作業監督者
- 排水設備工事責任技術者
- 貯水槽清掃作業従事者
- 技術士
- 浄化槽設備士
- １級土木施工管理技士
- ガス溶接作業主任者
- ２級土木施工管理技士
- ボイラー技士
- 建築設備検査資格者
- 危険物取扱者
- 建築設備資格者
- 土止め支保工作業主任者
- 建築物環境衛生管理技術者
- 酸素欠乏危険作業主任者
- 消防設備士
- 足場の組立等作業主任者
- 消防設備点検資格者
- ボイラー据付工事作業主任者
- 液化石油ガス設備士
- ボイラー取扱技能講習修了者
- ガス消費機器設置工事監督者
- 建設業経理事務士
この一覧は(財)地域開発研究所作成による「建設関係 資格取得マニュアル」を参考にしてみました
最後に
いかがでしたか？
管工事は我々が生活する上で大切なライフラインを支える縁の下の力持ち的な存在かもしれません
また資格も多数存在し資格を取得することでキャリアアップや収入アップにもつながることでしょう
